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「とりあえず10回3セットでいいや」
結論から言うと、レップ数は目的で変えないと損する。筋力を伸ばしたいなら5回前後、筋肥大なら8〜12回、持久力やパンプ目当てなら15〜20回。これを混ぜると停滞も抜けやすい。
今回はその理屈と、目的別の組み方を書いていく。
そもそも「10回3セット」はどこから来たのか
10回3セットって、実はDeLorme法っていう1940年代のリハビリプロトコルが元ネタらしい。
戦傷兵のリハビリ用に組まれたやつ。
つまり「健康な人が筋肥大を最大化するための数字」じゃない。
便利だから広まっただけ。
同じレップ数のまま伸びが止まったなら、レップ数を変えるのが一つの手になる。

低レップ(1〜5回):筋力アップの王道
重量を80〜90%1RMくらいまで上げて、5回以下で潰す。
BIG3の伸ばし方の基本ね。
神経系の動員が増えるから、筋肉が大きくなる前に「使える出力」が伸びる。
スクワットの記録更新したい、ベンチを100kg超えたい、みたいな目的ならコレ一択。
ただし注意点もある。
- フォームが崩れると一発で怪我する
- セット間休憩が3〜5分必要で、時間がかかる
- ウォームアップを丁寧にやらないと関節が悲鳴を上げる
初心者がいきなり手を出すゾーンじゃないと思う。
最低でも半年〜1年くらいフォームを固めてからの方がいい。
低レップが向いてる人
挙上重量を伸ばしたい人。
パワーリフティング志向の人。
中級者以上で停滞してる人。
中レップ(6〜12回):筋肥大のスイートスポット
いわゆる「ボディビル領域」と呼ばれるゾーン。
70〜80%1RMで8〜12回くらい。
筋肥大に最も効率がいいと言われていて、トレーニングボリュームと代謝ストレスのバランスが良いのが理由。
研究でもこのレンジが筋断面積の増加に強いという結果が多い。
ただ最近の研究だと「重量よりも限界まで追い込んだかどうか」の方が大事って話もあって、5回でも20回でも追い込めば筋肥大は起きるという報告もある。
とはいえ、時間効率と関節への負担を考えると、中レップが一番現実的。
万人にすすめやすいゾーンなんだよね。
中レップの落とし穴
「8回でいけるからそのまま続けよう」で重量が上がらないパターン、これジムでめっちゃ見る。
12回楽に挙がるなら次回は重量を2.5kg上げる。
これをやらないと、ただの有酸素運動になる。
高レップ(15〜20回以上):持久力とパンプ、そして関節に優しい
50〜65%1RMで15回以上。
きつい部類だけど、関節への負担は軽い。
ここ数年で評価が上がってるゾーン。
低重量高レップでも、限界まで追い込めば筋肥大効果は中レップに近いという研究が出てきた。
例えばサイドレイズなら20回×3セット。
軽い重量でフォームを固めて、最後の3回は腕が震えるところまで追い込む。
高レップが向いてる場面
- 関節が痛くて重量を扱えない時
- パンプ感を味わいたい時
- 家トレでダンベルが軽いものしかない時
- 減量期で重量が落ちてきた時
レップ数別の効果まとめ表
| レップ数 |
主な効果 |
重量目安(1RM比) |
休憩時間 |
おすすめ対象 |
| 1〜5回 |
筋力・神経系 |
80〜95% |
3〜5分 |
中上級者・記録更新狙い |
| 6〜12回 |
筋肥大 |
70〜80% |
1〜2分 |
初心者〜中級・体作り |
| 15〜20回+ |
筋持久力・パンプ |
50〜65% |
30秒〜1分 |
家トレ・関節疲労時・減量期 |
週内でレップレンジを混ぜる「ピリオダイゼーション」
ここが今回一番伝えたかった部分。
同じ部位でも、週ごとや日ごとにレップ数を変えると停滞しにくい。
例えば胸を週2回やるなら:
- 月曜:ベンチプレス 5回×5セット(重め)
- 木曜:ダンベルプレス 10回×4セット+ケーブルフライ 20回×3セット(軽めで追い込み)
こんな感じで使い分ける。
神経系と筋肥大、両方刺激が入るから伸びやすい。
追い込みにはプロテインが効く
レップ数を増やすと総ボリュームが上がって、筋肉の修復需要も跳ね上がる。
正直、食事だけで体重×1.6〜2gのタンパク質を毎日取るのはしんどい。
足りない分はマイプロテインのようなホエイで補うと、摂取量を管理しやすい。
タイプ別おすすめ
まず継続したい・運動習慣がない人
レップ数より「ジムに行く頻度」を確保するのが先。
月額2,980円で全国どこでも行けるchocoZAPみたいな低価格ジムで、まず週2〜3回のリズムを作る。
レップ数は10回3セットでOK。話はそこから。
体を変えたい・本気組
中レップ(8〜12回)をメインに、月1週は低レップ週、月1週は高レップ週を入れる。
タンパク質摂取を体重×2gまで引き上げる。
プロテインは必須インフラと割り切る。
家トレ派・器具が限られている人
高レップ(15〜20回)を主軸に。
ダンベルが軽くても限界まで追い込めば筋肥大は起きる。
週1だけでもジムに行って高重量低レップを入れられるなら理想。
よくある質問(FAQ)
Q1. 種目によってレップ数は変えるべき?
変えた方がいい。
自分なら、BIG3みたいな多関節種目は5〜8回、サイドレイズやカーフレイズみたいな単関節は15〜20回で組む。
関節と神経系の負担が違うから。
Q2. 限界まで追い込めばレップ数は何でもいい?
筋肥大目的ならほぼYES、というのが最近の研究の流れ。
ただし「本当に限界まで」やるのは想像以上にきつい。
中レップの方が追い込みやすいから現実的には推奨されることが多い。
Q3. セット数は何セットが正解?
1部位あたり週10〜20セットが一つの目安。
これを下回ると刺激不足、上回るとオーバーワークの傾向。
低レップなら多めに、高レップなら少なめでも効く。
Q4. 毎回同じレップ数でいい?
同じレップ数で重量や回数が伸びているうちはそのままでOK。停滞したら変える。
これが一番シンプルなルール。
Q5. ウォームアップのレップ数は?
本セットの半分くらいの重量で10回、次に7〜8割の重量で5回、それから本セット。
これをサボると怪我する。
特に低レップの日は省かないこと。
結局どうするか
「10回3セット」は悪くない。
でも、それしか知らないのはもったいない。
5回・10回・20回、目的に応じて使い分けると体は確実に応える。
停滞してる人ほど、まずレップ数をいじってみてほしい。
長く続けるほど、レップ数の引き出しが多い人が勝つゲームだと思ってる。