筋トレの「セット間休憩」を甘く見ると伸びない—目的別の最適秒数と計測のコツ

筋トレ セット間 休憩 筋トレ

結論から言うと、セット間休憩を「なんとなく1分」で回してる人は、ほぼ確実に重量が伸び悩む。

筋肥大なら90-180秒、筋力アップなら3-5分、筋持久力なら30秒以下。目的によってこんなに違う。

自分が1年間これをナメてた結果、ベンチプレスが60kgから動かなくなった話を含めて書く。

「短い休憩の方が効いてる気がする」という罠

筋トレ始めて2年目くらいのときの話。そもそも何から始めるかで迷ってる人は筋トレ初心者が最初にやるべきメニュー3選を先に読んでから戻ってきてほしい。

YouTubeで「インターバルは短い方が追い込める」みたいな動画を見て、完全に真に受けた。

ベンチプレス、スクワット、デッドリフト。全部60〜90秒で次のセットに入ってた。

息は上がる。汗もかく。「効いてる」感じはマジで強い。

でも1年やって、ベンチ60kgが65kgに上がっただけ。

正直、センスないのかなって落ち込んでた時期もある。

ところがある日、トレ歴10年の知り合いに「お前、休憩短すぎ」って言われて、試しに3分きっちり取るようにしたら——2ヶ月で70kg挙がった。

「キツい=効いてる」って思い込み、ほんと危ない。

筋トレ セット間 休憩

目的別の最適秒数を整理する

科学的な推奨レンジはだいたい決まってる。

アメリカスポーツ医学会(ACSM)やNSCAのガイドラインをベースにざっくりまとめるとこう。なお運動・身体活動の基礎的な考え方は厚生労働省 e-ヘルスネット 運動・身体活動にもまとまってるので、前提として一度目を通しておくといい。

目的 休憩時間 RM(レップ数) おすすめ対象
筋力アップ(最大筋力) 3〜5分 1〜6RM BIG3で記録を伸ばしたい人
筋肥大 90秒〜3分 8〜12RM 身体をデカくしたい人
筋持久力 30秒以下 15RM以上 絞る・引き締めたい人
パワー系(爆発力) 2〜5分 1〜5RM スポーツ競技者

ここで多くの人が勘違いするのが筋肥大の区分。

「筋肥大は短めインターバルで追い込む」って昔は言われてたけど、2016年のSchoenfeldらの研究以降、筋肥大でも長めの休憩(2〜3分)の方が総挙上ボリュームが増えて結果的に筋肥大に有利という見方が主流。

要はね、セット数こなすより「1セットあたりの質」を落とさない方が筋肉はデカくなるってこと。

なぜ3分休んだら重量が上がるのか

筋力発揮にはATP-PCr系っていう瞬発的なエネルギー供給システムが使われる。

これが完全回復するにはだいたい3〜5分かかる。

90秒だと、エネルギー的には5〜6割しか戻ってない状態で次のセットに入ってる。

そりゃ重量も伸びんわって話。

自分がベンチ挙がらなかった理由、完全にこれだった。

ただし「長ければいい」わけでもない

5分以上休むと、逆に身体が冷めて次のセットで力が入りにくくなる。

集中も切れる。スマホ見始めてダラダラ。

実際、休憩7〜8分取ってた友人がいて、彼は2時間ジムにいて種目5つしかできてなかった。

効率は別問題なんだよね。

筋トレ セット間 休憩

計測ツール、結局どれが使いやすいのか

「体感で1分」は絶対ダメ。人間、キツいと時間を長く感じる。

実測したら30秒しか休んでなかった、とか普通にある。

自分が試したツールで比較するとこんな感じ。

スマホのタイマーアプリ

最初はこれ使ってた。無料だし、画面デカくて見やすい。

でも問題は毎セット後にスマホをポケットから出す手間。

しかも通知来るとSNS開いちゃって、気づいたら5分経ってる。

ガチ勢にはおすすめしない。

スマートウォッチ(Apple Watch / Garmin等)

これが一番ラク。手首叩けばスタート、バイブで終了通知。

自分はApple Watchのタイマー機能を「3分」「90秒」の2つでショートカット登録してる。

Siri使えば「ヘイシリ、3分」で一発。

ちなみにAmazonでApple Watch SEが3万円台で買えるから、ジムで本気出したい人は投資価値ある。

ジムの壁時計

アナログだけどバカにできない。

秒針ある時計だと「今30秒だから次は12:03に入る」って決められる。

意外と集中力落ちないのでアリ。

休憩中、何してる?問題

3分って、意外と長い。

最初の頃、スマホ見てダラダラしてたら集中が切れて重量落ちたことが何度もある。

自分が今やってるのはこの3つ。

  • 次のセットの「ヨッシャ挙げるぞ」っていうイメトレ
  • フォームチェック(鏡の前でバーの握り方を確認)
  • 水分補給とタオルで汗を拭く

スマホは原則触らない。

触るとしてもトレーニングログアプリだけ。

マジで、ここサボると全部無駄になる。

脱線だけど、chocoZAPで筋力伸ばしたい人の話

関係ないけど先月、chocoZAPに通い始めた友人から「マシンしかないジムで重量伸ばせる?」って聞かれた。

答えとしては休憩をきっちり取れば伸ばせる。

ただchocoZAPはマシンの重量レンジが狭いのと、混雑時に3分待てない問題がある。

ガチで重量伸ばしたいなら本格ジム、コスパと気軽さならchocoZAP、って使い分け推奨。詳しい比較はchocoZAPとパーソナルジム、結局どっちがいい?半年通った本音にまとめてある。

気になる人は公式サイトで最寄り店舗チェックしてみて。

chocoZAP脱線だけど、chocoZAPで筋力伸ばしたい人の話

休憩時間を変えたら1ヶ月で何が変わったか

自分の実データを晒しておく。

休憩90秒→3分に変えた時の、ベンチプレスの推移。

週 重量×レップ×セット 休憩
Week 1 60kg×8×3 90秒
Week 2 62.5kg×8×3 3分
Week 4 65kg×8×3 3分
Week 8 70kg×6×3 3分

2ヶ月で10kg伸びた。

1年間90秒でやってた時より、明らかにペースが違う。

ただね、正直に言うとジムの滞在時間は倍近くなった。

前は45分で終わってたのが、1時間半コース。

時間ない人には現実的じゃないのも事実。

状況別・どうすればいい?

自分のパターンに合わせてこう動くといい。

平日ジムで時間がない人

種目を絞る。BIG3だけに集中して3分休憩、補助種目はスーパーセットで時短。BIG3の位置づけについてはBIG3だけやっていればいいのか問題に答えますで整理してるので合わせて読むといい。

1時間以内で収まる。

とにかく重量を伸ばしたい人

メイン種目は5分休んでいい。

ジム滞在は1.5〜2時間覚悟。代わりに伸び率は段違い。

絞りたい・引き締めたい人

休憩30秒〜45秒のサーキット系で心拍数上げっぱなしキープ。

有酸素効果も入る。

ただし重量は伸びないので、「絞り期」と「増量期」で休憩時間を使い分けるのがベスト。

よくある質問

Q. 部位ごとに休憩時間を変えるべき?

A. 大筋群(胸・背中・脚)は長め3〜5分、小筋群(腕・肩)は60〜90秒でOK。大筋群の方がATP回復に時間かかる。

Q. 筋肥大狙いで3分休憩は長すぎない?

A. 総ボリューム(重量×レップ×セット)で見ると、2〜3分の方が結果的に筋肥大に有利、というのが最近の主流。短い休憩=効率的という時代は終わった。

Q. スーパーセット(拮抗筋)の時の休憩は?

A. 2種目終わって1セットとカウント、そこから60〜90秒。時短目的ならアリだけど、重量伸ばす期には向かない。

Q. インターバル中に次の種目のウォームアップをやってもいい?

A. 基本NG。神経系が休まらないので次セットのパフォーマンスが落ちる。潔く休む。

Q. ジムが混んでて3分取れない時は?

A. 混雑時はレップ数を減らして強度維持(8レップ→5レップに落とす等)、または時間帯をずらす。焦って短縮すると伸びない。

まとめ

セット間休憩は「なんとなく」で済ませるとマジで伸びない。

筋肥大なら2〜3分、筋力なら3〜5分、絞りなら30秒。

ここを意識するだけで、向こう3ヶ月の伸び方が全然変わる。

スマートウォッチ一つあるだけで管理が劇的にラクになるので、まだ持ってない人は投資してみてほしい。

今日のトレから、タイマー使ってみて。

タイトルとURLをコピーしました