筋トレ後30分の「ゴールデンタイム」は本当に存在するのか?

ゴールデンタイム プロテイン プロテイン・サプリ

※本記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます。記事内のレビューや推奨は、実際の利用感や調査に基づいた個人的見解です。

筋トレ終わった瞬間、ロッカーでダッシュでシェイカー振ってる人、たぶん今も全国に何万人もいると思う。

自分もそうだった。

「30分過ぎたらもう吸収率ガタ落ち」「ゴールデンタイムを逃したら今日のトレは半分無駄」みたいな話、どこかで一度は聞いたことあるはず。自分は筋トレ始めた頃、これを鵜呑みにして、帰りの電車の中で必死にシェイカー振ってたクチだ。周りの目とかマジで気にしてなかった。若かった。

でもね、最近の研究を追いかけていると、この「30分ルール」、けっこう怪しいというか、もっとゆるく考えていい話なんじゃないかと思い始めてる。今日はその話。

そもそも「ゴールデンタイム」ってどこから来たのか

「筋トレ後30分以内にタンパク質を摂れ」という話、元をたどるとかなり古い。

1990年代から2000年代初頭の研究で、運動直後は筋タンパク質合成(MPS)の反応が高まっていて、この時間帯にアミノ酸を入れると合成速度が上がる、という報告が出た。これ自体は間違いじゃない。

ただ、その結果がいつの間にか「30分を過ぎたらもう意味がない」という極端な話に化けてしまった。

ジム関係者やサプリメーカーが分かりやすさのために「30分以内!」と繰り返したのもデカいと思う。自分も雑誌でさんざん見た記憶がある。

で、ここで登場するのがアナボリックウィンドウという言葉。直訳すると「同化作用の窓」。運動後、筋肉が栄養を取り込みやすい時間帯、という意味で使われてる。

このウィンドウの幅が実はめちゃくちゃ狭い、というのが古い通説。でも最近はどうも違うっぽい。

ゴールデンタイム プロテイン

最新のメタアナリシスが示してる「窓はもっと広い」

Schoenfeldらのメタアナリシス(2013年)が結構なターニングポイントになったと言われている。

複数の研究を統合して解析した結果、運動前後1〜2時間の間にタンパク質を摂取していれば、筋肥大や筋力向上の効果にほぼ差はなかった、というやつ。

つまり、30分どころか、その前後を含めた2〜3時間の枠で考えていいんじゃないか、という話。

さらに追い打ちをかけるように、近年の研究では「タイミングよりも1日の総タンパク質摂取量」が最重要だ、という方向に論調が変わってきてる。

たとえば体重1kgあたり1.6〜2.2gのタンパク質を日々きちんと摂れていれば、プロテインを飲むタイミングは相当ゆるくても成果は変わらない、と。

ってか、よく考えたら当たり前だよね。

筋肉は24時間かけて合成と分解を繰り返してる。たった30分のウィンドウですべてが決まるほど、人間の身体はシビアに作られてないんだわ。

じゃあ完全に無視していいのか?

ここは誤解してほしくないところ。

「タイミングは一切関係ない」という極論も正しくない。空腹状態でトレした日とか、朝イチで何も食べずに筋トレした日は、さすがに早めにタンパク質を入れた方がいい。

前の食事から時間が空いてるなら、運動後はできるだけ早めに。でも直前にしっかりタンパク質を摂ってきた日なら、トレ後1〜2時間以内に普通の食事をすればそれで十分。

このくらいのラフさで考えていい、というのが今のスタンダード。

自分が「30分厳守」をやめて気づいたこと

正直、ジム通い始めた頃の自分はタイミングに振り回されすぎてた。

仕事終わりにジムに駆け込んで、21時に終わって、急いでシェイカー振って、でも家に着いた頃には30分過ぎてて「あー今日ダメだったわ…」と勝手に凹む。マジで謎のストレスだった。

で、ある時期から意識的にゆるめてみた。

トレ後すぐ飲めるときは飲む。でも電車で座れないときとか、人混みで無理なときは、家に着いてから飲む。1時間後になることもある。

これで3ヶ月くらい様子見てみたんだけど、結論から言うと体重も筋量も特に変わらなかった

むしろストレスが減って、トレ自体が楽しくなった。これは地味にデカい効果だったと思ってる。

ちなみに自分の場合、普段はマイプロテインのホエイ(ナチュラルチョコ味が定番)を使ってて、トレ後に飲めない日は帰宅後に飲むか、夕食のタンパク質量を少し多めにして調整してる。味が濃いめで続けやすいのと、セール時のコスパがえぐいのが愛用の理由。

ゴールデンタイム プロテイン

タイミングに振り回されてる人が見落としてる本質

ぶっちゃけ、ゴールデンタイムを気にしてる人ほど、1日の食事全体が雑だったりする。

自分もそうだった。

トレ後30分の一杯にこだわる一方で、朝食はパンとコーヒーだけ、昼はコンビニのおにぎりだけ、みたいな。これで筋肉がつくわけがない。

大事なのはもっとシンプル。

  • 1日のタンパク質総量(体重1kgあたり1.6〜2.2g)を確保する
  • 3〜4回に分けて、均等に摂る
  • 運動前後のどこかでタンパク質が入っていればOK
  • 寝る前のカゼインやギリシャヨーグルトも地味に効く

体重70kgなら1日112〜154g。これを朝・昼・夜・間食で30gずつ積み上げるイメージ。

これができてれば、トレ後が25分だろうが90分だろうが、大差はない。

プロテイン以外の小物も結局バカにならない

余談だけど、シェイカーとか計量スプーンとか、そのへんの小物をちゃんと揃えると継続率がマジで変わる。

自分は最初100均のシェイカー使ってて、蓋がゆるくて何回ぶちまけたか分からん。ソイのチョコ味、車のシートにこぼした日は心が折れた。

今はAmazonで買ったちゃんとしたプロテインシェイカーを使ってて、ボール入りの攪拌タイプ。粉がダマにならないし、漏れない。地味だけど、毎日使うものは良いやつにした方が結局は続く。

タイミング論争より、こっちの方が現実には効いてる気がする。

まとめ:30分より、1日全体で考えよう

ゴールデンタイム、完全に存在しないとは言わない。でも、「30分過ぎたら終わり」は古い。

今の研究を踏まえると、運動前後2〜3時間の間にタンパク質が入っていれば十分。それより1日の総量と、分散して摂れているか、そっちが本丸。

タイミングに振り回されて疲れるくらいなら、1日のトータルを見直した方が早い。

自分もそれに気づいてから、筋トレがだいぶ気楽になった。参考になれば。

特に読まれている記事

タイトルとURLをコピーしました