アルコールが筋トレに与える影響—お酒好きが知っておくべきこと

栄養

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結論:アルコールは筋タンパク合成を最大で約30%低下させ、テストステロン分泌や睡眠の質にも悪影響を与える。ただし「絶対禁酒」ではなく、トレ直後を避け、量とタイミングを管理すれば筋トレと両立は可能。お酒好きこそ、タンパク質補給と休養設計で損失を最小化しよう。

お酒と筋トレ、ぶっちゃけどうなの?

アルコールが筋トレに与える影響—お酒好きが知っておくべきこと

「お酒飲むと筋トレの効果が全部パーになるよ」
筋トレ界隈にいると、一度はこう言われた経験があるんじゃないかな。

自分も何度も言われた。
そのたびに「いや、でもビール美味いじゃん…」って心の中で反論してた。

正直に言うと、自分はお酒が好きだ。
筋トレを10年以上続けてきて、禁酒期間もあったし、飲みまくってた時期もある。
その経験と、いくつかの研究データを照らし合わせながら、今回は「筋トレする人がお酒とどう付き合うか」というテーマをちゃんと深掘りしてみたい。

お酒好きの人にとっては耳が痛い話も出てくるかもしれない。
でも、知っておいて損はないと思うんだよね。

アルコールが筋タンパク質合成を下げるという話

まず一番よく語られるのが、これ。
アルコールを摂ると、筋タンパク質の合成(MPS:Muscle Protein Synthesis)が落ちるという話。

報告されている研究では、トレーニング後にアルコールを摂取した群で、筋タンパク質合成が最大で37%低下したとされている。
数字だけ見るとエグい。
「37%も下がるの!?」って最初見たとき、自分もちょっとひるんだ。

ただ、この数字の裏側をもう少し丁寧に見ておきたい。

この研究で使われたアルコールの量は、体重1kgあたり1.5g。
体重70kgの人なら105g、純アルコールで。
これってビール中瓶(500ml)換算でだいたい5〜6本分なんだよね。

正直、一晩でビール5本はガチ勢の飲み方。
普通に晩酌で1〜2杯飲む程度の話じゃない。

つまり、「アルコール=合成37%ダウン」という切り取りは、かなり大量飲酒を前提にした数字だということ。
もちろん少量なら影響ゼロというわけじゃないけど、「飲んだら全部無駄」と極端に怯える必要もない。

ちなみに、この研究ではアルコールと一緒にタンパク質を摂取した群でも、合成は落ちていた。
「プロテイン飲んどけば相殺できる」という都合のいい話にはならなかったらしい。
そこはちょっと残念なところ。

テストステロンと睡眠への影響

アルコールが筋トレに与える影響—お酒好きが知っておくべきこと

次に押さえておきたいのが、ホルモンと睡眠。

大量のアルコール摂取は、筋肥大に重要なテストステロンを低下させる可能性が指摘されている。
逆にコルチゾール(ストレスホルモン)は上がりやすい。
これも「大量に飲むと」の話で、ビール1〜2杯程度なら影響はそこまで大きくないとされている。

それよりも、自分がデカいと感じているのは「睡眠の質への影響」の方。

お酒を飲むと寝つきは良くなる。これは体感ある人多いはず。
でも、深い睡眠(特にレム睡眠)が削られるのは、もうほぼ定説と言っていい。e-ヘルスネット(厚生労働省)でもアルコールと睡眠の関係について詳しくまとめられている。

成長ホルモンは深い睡眠中に最も多く分泌される。
つまり、飲酒で睡眠の質が落ちる=回復と成長のゴールデンタイムが削られる、ということ。

これ、自分の経験談でもあるんだけど、飲んだ翌日のトレーニングは明らかに重量が伸びない。
ベンチプレスで普段100kg×5回できる日でも、前夜にワイン1本空けた翌日は90kgがやっと、みたいな。
数字で出るからごまかせない。

睡眠のリカバリーについては、「やる気が出ない日」のベストな過ごし方でも触れてるので、興味があれば読んでみてほしい。

お酒の種類で変わる「マシさ」

全部ダメ、と言われても飲みたい日はある。
だったら「まだマシな選び方」を知っておくのがリアルな落としどころじゃないかな。

糖質とカロリー、そして一杯あたりのアルコール量でざっくり比較するとこんな感じ。

種類 1杯の目安 糖質 カロリー 筋トレ的評価
ビール(中瓶500ml) アルコール約20g 約15g 約200kcal △ 糖質多め
ハイボール 約14g ほぼ0 約70kcal ○ 糖質ゼロで優秀
赤ワイン(120ml) 約14g 約2g 約85kcal ○ ポリフェノール有
焼酎(90ml・水割り) 約22g 0 約140kcal ○ 糖質ゼロ
甘いカクテル 約10g 20g超 200kcal超 × 糖質の塊

減量中に飲むならハイボールか焼酎のソーダ割り。
これはもう鉄則に近い。

ちなみに、お酒のカロリーって「エンプティカロリー」とか言われて「太らない」みたいな噂があるけど、あれは半分嘘。
アルコールそのものは体脂肪に直接変換されにくいけど、飲んでる間、身体は「アルコールを処理すること」を最優先にする。
その間、一緒に食べた唐揚げやポテトの代謝が後回しになって、結果的に脂肪として溜まりやすくなる。
「お酒で太る」の正体は、ほぼこれ。

自分なりの「お酒との付き合い方」ルール

ここからは完全に個人の話。
参考になるかは分からないけど、自分が試行錯誤の末にたどり着いたルールを共有しておく。

1. トレーニング当日は飲まない

筋トレをした日の夜は飲まない。
これが一番効いた。

理由はシンプルで、せっかく刺激を入れた筋肉の合成スイッチを、わざわざ自分で切りに行きたくないから。
あと、トレ後って身体が疲れてるから、酔いも回りやすい。
ロクなことがない。

2. 飲む日は「先にタンパク質」

飲む予定がある日は、夕方までにしっかりタンパク質を入れておく。
プロテインでもいいし、鶏胸肉やサラダチキンでもいい。

飲みながら食べるおつまみだけだと、どうしてもタンパク質不足になりがち。
枝豆だけで充分なタンパク質が摂れると思ってる人、結構多い気がする。
無理。枝豆10個食べても数グラムしか入ってない。

そういう意味で、自分は飲み会の前にマイプロテインマイプロテインのインパクトホエイを1杯入れてから出かけることが多い。
お腹も膨れて食べ過ぎ防止にもなるし、一石二鳥なんだわ。

3. 翌日の朝は水と電解質

アルコールは利尿作用が強い。
知らないうちにかなり脱水してる。

翌朝はまず水を500ml。
できれば塩とレモンを少し入れるか、スポーツドリンクを薄めたやつ。
これやるだけで翌日のダルさがマジで減る。

4. 「飲んだ翌日は軽めのトレ」に切り替える

昔は意地で「二日酔いでもBIG3やる」みたいなことをやってたけど、今は素

あなたの状況別おすすめ

タイプ1:週3-4回トレしつつ、週末はどうしても飲みたい人

飲酒当日の筋タンパク合成低下は避けられないので、翌日のリカバリーで挽回するのが現実解。飲酒翌朝のプロテイン補給を習慣化して、失われた合成機会を取り戻そう。コスパ重視ならマイプロテインが定番。

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よくある質問

Q. 筋トレ後にビール1杯くらいなら大丈夫ですか?

少量でも筋タンパク合成の低下は報告されているので「全く影響なし」とは言えない。ただ1杯程度なら影響は限定的なので、トレ直後ではなく食事と一緒に、タンパク質をしっかり摂った上で飲むのが現実的な落としどころ。

Q. 飲酒の翌日は筋トレを休んだほうがいいですか?

二日酔いで脱水・睡眠不足の状態なら高強度トレは避けたほうが無難。軽い有酸素やストレッチに切り替えて、水分とタンパク質を補給しつつ体を動かすくらいがちょうどいい。

Q. 蒸留酒(ウイスキー・焼酎)なら筋肉への影響は少ないですか?

糖質は少ないがアルコール量自体が筋合成を抑制するので、種類より「純アルコール量」で考えるべき。蒸留酒は度数が高いぶん飲みすぎると逆に影響が大きくなるので注意。

Q. プロテインを飲めば飲酒の悪影響を帳消しにできますか?

帳消しにはできないが、低下した筋合成をある程度サポートする効果は期待できる。特に飲酒翌朝の空腹時はカタボリック(分解優位)になりやすいので、タンパク質補給の優先度は高い。

Q. お酒を完全にやめたら筋肉の付き方は変わりますか?

体感レベルで回復スピードと睡眠の質が変わるという声は多い。ただ継続できないストイックさは逆効果なので、まずは「トレ直後は飲まない」「週2日は休肝日」など段階的に減らすのがおすすめ。

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※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたもので、医療・栄養の専門的指導の代替ではありません。持病のある方・服薬中の方・通院中の方は、運動や食事の内容を変更する前に必ず医師等の専門家にご相談ください。効果には個人差があります。

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